ギターやボーカルを録音したい。
DTMを始めたい。
配信やナレーションの音質を良くしたい。
そう思って調べ始めると、最初に出てくる機材が「オーディオインターフェース」です。
ただ、初心者にとってはこれがかなり分かりにくい。
「2in/2outって何?」
「ギターを録るならどれ?」
「配信にも使える?」
「安いモデルで大丈夫?」
「結局、最初の1台はどれを買えばいい?」
この記事では、2026年時点で実際に購入しやすい定番モデルを中心に、初心者向けのオーディオインターフェースを用途別に紹介します。
今回はあえて「ランキングだけ」にはしません。
なぜなら、オーディオインターフェースは用途によって正解が変わるからです。
この記事では以下の3カテゴリに分けて紹介します。
- DTM・エレクトロニカ向け
- ギター・ベース・ボーカルなどバンド系向け
- ナレーション・配信・喋り向け
- まず結論:初心者が見るべきポイント
- 1. MOTU M2
- 2. Arturia MiniFuse 2
- 3. Steinberg UR22C
- 4. SSL 2 MKII
- 5. Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen
- 1. Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen
- 2. Audient iD4 MKII
- 3. Universal Audio Volt 2
- 4. Steinberg UR22C
- 5. SSL 2 MKII
- 1. Focusrite Scarlett Solo 4th Gen
- 2. Arturia MiniFuse 2 OTG
- 3. Steinberg UR22C
- 4. SSL 2 MKII
- 5. MOTU M2
- とにかく迷ったら
- ギター・ベース録音中心なら
- DTM・シンセ・MIDIも使うなら
- 配信・ナレーション中心なら
- コスパと堅実さなら
まず結論:初心者が見るべきポイント
初心者がオーディオインターフェースを選ぶとき、最初に見るべきポイントは以下です。
| 見るポイント | 目安 |
|---|---|
| 入力数 | 最初は2入力あると安心 |
| マイク入力 | XLR対応が必要 |
| ギター/ベース入力 | Hi-Z / Instrument入力が必要 |
| 配信 | ループバック対応が便利 |
| DTM | MIDI端子やソフト付属も見る |
| 持ち運び | USB-C / バスパワー対応が便利 |
| 迷った時 | Scarlett 2i2 / MOTU M2 / UR22C が無難 |
1人で使うなら、基本は2入力モデルで十分です。
ボーカルとギターを同時に録る、マイク2本で録る、ステレオシンセを録る、こういうことができるからです。
逆に、マイク1本だけの配信やナレーションなら1入力モデルでも足ります。
DTM・エレクトロニカ向けおすすめ5選
シンセ、ドラムマシン、ソフト音源、MIDI機器などを使う人は、音質だけでなく「入出力」「MIDI」「ループバック」「安定性」を見た方が失敗しにくいです。
1. MOTU M2
DTM用途でまず候補に入れたい定番機です。
MOTU M2は、2入力2出力のUSB-Cオーディオインターフェース。公式ではMac、Windows、iOS対応の2in/2outモデルとして案内されており、MIDI IN/OUTも搭載されています。低レイテンシーや音質面の評価も高いモデルです。
特に良いのは、前面のカラーLCDメーター。
初心者でも入力レベルが見やすく、音が割れているかどうか判断しやすいです。
向いている人
- DTMを本格的に始めたい
- シンセやMIDI機器も使いたい
- レベルメーターが見やすい機種がいい
- 長く使える1台が欲しい
注意点
価格は最安クラスではありません。
ただ、最初から少し良いものを買って長く使いたい人にはかなり強いです。
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2. Arturia MiniFuse 2
エレクトロニカ、シンセ、ソフト音源系の人にかなり相性が良いモデルです。
MiniFuse 2は2入力2出力のコンパクトなインターフェースで、マイク/楽器入力、48Vファンタム電源、モニターミックス、ヘッドホン出力など基本機能がまとまっています。公式ストアではAbleton Live LiteやArturia Analog Lab Introなどのソフトウェアバンドルも案内されています。
Arturiaはシンセ系ソフトのイメージが強いメーカーなので、DTM初心者が「音作りも含めて始めたい」場合に入りやすいです。
向いている人
- エレクトロニカやシンセ系DTMをやりたい
- 付属ソフトも重視したい
- 見た目がすっきりした機種がいい
- コンパクトな2入力モデルが欲しい
注意点
ギター録音にも使えますが、ギター特化というよりDTM全般向きです。
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3. Steinberg UR22C
安定感と実用性で選ぶなら外せないモデルです。
UR22Cは32bit/192kHz対応、Class-A D-PREマイクプリ、MIDI入出力、ループバック機能を備えたUSB-Cオーディオインターフェースです。公式ページでも、堅牢な筐体、32bit/192kHz、D-PREマイクプリ、MIDI IN/OUT、配信用のループバック機能が紹介されています。
Cubase系との相性も良く、DTM初心者にとっては「ちゃんとした入口」になりやすいモデルです。
向いている人
- Cubaseで始めたい
- MIDI機器を使う予定がある
- 頑丈な機種がいい
- 配信にも使いたい
注意点
見た目や操作感は少し硬派です。
派手さより堅実さで選ぶ機種です。
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4. SSL 2 MKII
音作りに少しこだわりたいDTM初心者におすすめです。
SSL 2 MKIIは2in/2outのUSB-Cオーディオインターフェースで、32bit/192kHz対応コンバーター、2基のSSLマイクプリ、Legacy 4Kアナログエンハンスメント、ループバック機能などを備えています。
特にLegacy 4Kは、音に少し明るさや存在感を足したいときに便利です。
シンセやボーカル、ギターを「少し前に出したい」時に使いやすいキャラクターがあります。
向いている人
- 音の質感も重視したい
- シンセやボーカルを録りたい
- 配信にも使いたい
- 長く使える機種が欲しい
注意点
価格は初心者向けとしてはやや高め。
ただし、最初から質感重視なら候補に入ります。
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5. Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen
DTMでもバンドでも配信でも使いやすい万能型です。
Scarlett 2i2 4th Genは、2基のマイクプリ、2つのフロント入力、Airモード、Auto Gain、Clip Safe、69dBゲインレンジ、120dBダイナミックレンジなどを備えた定番モデルです。Focusrite公式でも、Auto GainやClip Safe、Airモード、Hitmaker Expansionなどの付属ソフトが案内されています。
特に初心者にはAuto GainとClip Safeがかなり便利。
録音レベルで失敗しにくいので、最初の1台として安心感があります。
向いている人
- 何を買えばいいか迷っている
- DTMも録音も配信もやりたい
- 定番機が欲しい
- 録音失敗を減らしたい
注意点
MIDI端子はありません。
MIDI機器を直接つなぎたい人はMOTU M2やUR22Cも検討しましょう。
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ギター・ベース・ボーカルなどバンド系向けおすすめ5選
バンド系で見るべきポイントは、マイクプリ、Hi-Z入力、ヘッドホン出力、モニタリングのしやすさです。
ギターやベースを録るなら、Instrument / Hi-Z入力は必須。
ボーカルを録るなら、マイクプリのゲイン量やノイズの少なさも重要です。
1. Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen
バンド系初心者には最も無難な定番機です。
ギター、ベース、ボーカル、アコギ、宅録。
このあたりを全部やりたい人に向いています。
2つの入力があるので、たとえば
- ボーカル+ギター
- ギター+ベース
- マイク2本
- ステレオキーボード
のような録音ができます。
Auto GainとClip Safeがあるので、録音レベルを決めるのが苦手な初心者にも使いやすいです。
向いている人
- 初めての1台で失敗したくない
- ギターもボーカルも録りたい
- 定番の安心感が欲しい
- バンド宅録を始めたい
注意点
「音に強い個性が欲しい」なら、UA Volt 2やSSL 2 MKIIも候補になります。
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2. Audient iD4 MKII
ギター/ベース録音にかなり強い1台です。
iD4 MKIIは、AudientのマイクプリとJFET楽器入力を搭載したコンパクトなインターフェース。公式では、JFET入力はクラシックな真空管アンプの入力段を再現する設計として紹介されています。ギターやベースを直接つないだ時の質感を重視したい人に向いています。
アンプシミュレーターを使う人には特に相性が良いです。
ギターの入り口が良いと、その後の音作りもしやすくなります。
向いている人
- ギター録音メイン
- ベースをDI録音したい
- アンプシミュレーターを使いたい
- 入力音の質感を重視したい
注意点
入力数は多くありません。
マイク2本を同時に使いたいなら、iD14 MKIIなど上位機も検討です。
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3. Universal Audio Volt 2
ボーカルやギターに「雰囲気」を足したい人向けです。
Volt 2は2in/2outのUSBオーディオインターフェースで、24bit/192kHz対応、2基のプリアンプ、Vintage Mic Preampモードを搭載しています。UA公式では、声や楽器の録音に使えるヴィンテージ・マイクプリ・モードが紹介されています。
クリアで無色透明というより、少し音楽的な雰囲気を出しやすいタイプです。
向いている人
- ボーカル録音をしたい
- アコギやエレキを録りたい
- 少しレトロな質感が好き
- ただ綺麗なだけでなく雰囲気も欲しい
注意点
録音レベルの自動補助などはScarlettほど初心者寄りではありません。
自分でゲインを調整する感覚も覚えたい人向けです。
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4. Steinberg UR22C
バンドマンの雑な扱いにも耐えやすい堅実モデルです。
UR22Cは堅牢な筐体が特徴で、マイクプリ、Hi-Z、MIDI、ループバックまで備えています。公式でも「Ultra-rugged build」と紹介されており、持ち運びや部室・スタジオ周りでも使いやすいモデルです。
ギター、ベース、ボーカル、配信、DTMを広くカバーできます。
向いている人
- バンド練習や外録りにも使いたい
- Cubaseを使いたい
- 頑丈な機材が好き
- MIDIも必要
注意点
見た目の華やかさは少なめ。
ただし、使い勝手はかなり堅実です。
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5. SSL 2 MKII
バンドサウンドを少し太く・前に出したい人向けです。
SSL 2 MKIIは2基のSSLマイクプリ、4Kスイッチ、2系統のヘッドホン出力、ループバック機能を備えています。2つのプロ仕様ヘッドホン出力があるため、同じミックスを2人で聴く用途にも使いやすいです。
ボーカルやギターを録ったときに「もう少し存在感が欲しい」と感じる人には魅力があります。
向いている人
- ボーカル録音
- ギター/ベース録音
- 2人で録音や確認をしたい
- SSLブランドに惹かれる
注意点
価格は少し上がります。
初期費用を抑えたいならScarlett 2i2やUR22Cの方が入りやすいです。
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ナレーション・配信・喋り向けおすすめ5選
喋り用途で重要なのは、音質だけではありません。
むしろ大事なのは、
- ゲイン調整しやすい
- ループバックがある
- マイク1本で完結できる
- ノイズが少ない
- 操作が分かりやすい
です。
1. Focusrite Scarlett Solo 4th Gen
ナレーションや配信の最初の1台として非常に使いやすいモデルです。
Scarlettシリーズ第4世代は、最大69dBのゲインレンジ、Airモード、ループバック、付属ソフトなどが特徴です。Focusrite公式では、第4世代Scarlettの高ゲインレンジやリモートコントロール機能が紹介されています。
Soloは入力が少ない分、価格を抑えやすく、マイク1本+必要ならギター1本くらいの用途に向いています。
向いている人
- ナレーション
- 一人配信
- ポッドキャスト
- マイク1本中心
注意点
マイク2本を同時に使うならSoloでは足りません。
対談や2人配信なら2i2以上を選びましょう。
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2. Arturia MiniFuse 2 OTG
スマホやタブレットも使う配信者に面白い選択肢です。
MiniFuse 2 OTGは、2025年末に発表されたMiniFuse 2のモバイル向け派生モデルで、USB OTGに対応し、スマホやタブレットと直接接続できる点が特徴です。さらにPCとモバイル機器の同時接続やループバックにも対応するため、コンテンツ制作や配信向けの柔軟性があります。
普通の音楽制作だけでなく、スマホ配信や外出先での収録も考えている人に向いています。
向いている人
- スマホ配信もしたい
- 外でも収録したい
- モバイルDTMに興味がある
- 配信用途を重視したい
注意点
発売時期や国内流通状況は確認が必要です。
通常版MiniFuse 2と間違えないようにしましょう。
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3. Steinberg UR22C
配信にも音楽にも使いたいなら堅実です。
UR22Cはループバック機能を備えており、配信でPC内の音とマイク音を混ぜたい時に便利です。公式でもループバック機能は配信向け機能として紹介されています。
配信だけでなく、後からギターやボーカル録音に広げたい人にも向いています。
向いている人
- 配信もDTMもしたい
- マイクと楽器を両方使いたい
- MIDI機器も使うかもしれない
- 安定性重視
注意点
配信専用機ではないので、ミキサー的な操作感を求めるなら別機材も検討です。
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4. SSL 2 MKII
喋り声にも存在感を出したい人向けです。
SSL 2 MKIIはステレオループバック機能を備えており、配信・ポッドキャスト・コンテンツ制作にも使いやすい仕様です。またLegacy 4K機能により、声に明るさや存在感を加えられます。
ナレーションや朗読で「少し声を前に出したい」という人には相性が良いです。
向いている人
- ナレーション
- ポッドキャスト
- 声の質感を重視したい
- 配信にも音楽にも使いたい
注意点
低価格帯ではありません。
まずは安く始めたい人にはScarlett SoloやUR22Cの方が現実的です。
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5. MOTU M2
喋りも音楽もきちんと録りたい人におすすめです。
MOTU M2は低レイテンシー、見やすいメーター、MIDI、2入力構成が特徴の万能モデルです。公式でも2in/2out USB-Cインターフェースとして、Mac、Windows、iOS対応を案内しています。
喋り用としては、入力メーターが見やすいのが大きなメリット。
マイク音量が小さすぎる、逆に割れている、というミスを減らしやすいです。
向いている人
- 配信も録音もしたい
- メーターが見やすい機種がいい
- 音質重視
- 長く使える機種が欲しい
注意点
配信向け専用ボタンがあるわけではありません。
音楽制作寄りの万能機として見るのが良いです。
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用途別「迷ったらこれ!」
最後に、選択肢を絞ります。
とにかく迷ったら
Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen
理由:
DTM、ギター、ボーカル、配信まで幅広く使いやすい。Auto GainとClip Safeが初心者にかなり優しい。
ギター・ベース録音中心なら
Audient iD4 MKII
理由:
JFET楽器入力が強く、アンプシミュレーター派にも相性が良い。
DTM・シンセ・MIDIも使うなら
MOTU M2 または Steinberg UR22C
理由:
どちらもMIDI対応で、DTM環境を広げやすい。
配信・ナレーション中心なら
Scarlett Solo 4th Gen または SSL 2 MKII
理由:
Soloは安く始めやすく、SSL 2 MKIIは声の存在感を作りやすい。
コスパと堅実さなら
Steinberg UR22C
理由:
MIDI、ループバック、堅牢性、Cubase系の相性まで含めて手堅い。
まとめ
オーディオインターフェースは、単純に「人気モデルを買えばOK」という機材ではありません。
大事なのは、自分が何をしたいかです。
- DTMをしたいのか
- ギターを録りたいのか
- ボーカルを録りたいのか
- 配信やナレーションをしたいのか
- 将来MIDI機器を使うのか
このあたりで正解が変わります。
最初の1台として無難なのは Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen。
ギター録音なら Audient iD4 MKII。
DTMやMIDIまで考えるなら MOTU M2 / Steinberg UR22C。
喋りや配信を重視するなら Scarlett Solo 4th Gen / SSL 2 MKII。
最初から完璧な機材を選ぶ必要はありません。
ただ、用途に合わないものを選ぶと、あとで買い直しになりやすいです。
だからこそ、最初の1台は「価格」だけでなく、「自分の使い方」に合わせて選ぶのがおすすめです。


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